足の三里のお灸

ツボのとり方

ひざのお皿のすぐ下、外側のくぼみに人さし指をおき、指幅4本そろえて小指があたっているところが足三里です。

 

足の三里は「奥の細道」の芭蕉が旅先ですえたことで有名ですが、何にでも効くという代表です。

 

元々は、胃経の経穴で、消化器系の治療に多用されますが、「長寿のツボ」ともいわれ、此処をしておけば風邪もひかないという愛好家もいます。

 

東洋医学では、身体は全てが繋がり、影響し合っている小宇宙です。それでこの様な、儲けものの現象も起こるのでしょう。

 

家庭での灸治療は、難しいことは考えず、温めたら気持ちが良いという所から始めたらいいと思います。

 

艾とお線香の香りは、それだけで心を癒します。少しずつ知識を増やしていく楽しみもあります。奥は深いので、飽きることはありません。

 

“灸”は、艾(もぐさ)と線香という安価な材料で、日本の家庭の医療として、また、予防療の一環として、侮れない力があります。

 

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