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後頭神経痛

━「鍼灸」が良く効く、後頭神経痛━


後頭神経痛は、比較的簡単に自己診断が出来る疾患です。

急に、首のつけ根から後頭部が痛み、次第に耳の後ろからこめかみの辺まで痛くなります。頭の表面、頭皮でズキズキとした痛みを感じ、髪の毛に軽く触れると電撃様の痛みが走ります。同時に、目の奥の痛み、目の疲れ、まぶしさを感じる事があります。痛みは断続的で、その間隔は段々に短くなるのが一般的です。

偏頭痛と違う点は前兆、吐き気、脈打つ感じがありません。また、偏頭痛では髪の毛を軽く触って、特に痛みが増幅されることはありません。

後頭部の髪の生え際で、首の中心から左右2、3センチの辺りを指で押し、後頭部全体に強い痛みが出れば、後頭神経痛と思って間違いはないでしょう。

自己診断で後頭神経痛とほぼ確信したら、すぐ鍼灸治療をして下さい。1~2回の治療で痛みは無くなります。最低でも半減します。それほど鍼灸は後頭神経痛に効果があります。もともと神経痛は鍼灸の得意分野ですが、その中でも後頭神経痛は、一番簡単に治る神経痛です。

現代医療で治療法が無いわけではありません。先ず、念入りな検査があります。頭痛の原因には、ごくまれに腫瘍など深刻なものもあるからです。とりあえず鎮痛剤が処方され様子を見ることになりますが、効かない場合も多く、あれこれ薬を変えて合う薬を探します。それでも痛みが取れない場合にはブロック注射をします。これで、ほぼ治るとされていますが、その間、痛みは何日もずーっと続いている状態なわけです。

鎮痛剤にもブロック注射にも、副作用と危険が少なからずあります。後頭神経痛に関して言えば、鍼灸治療が最も適した治療法だと思います。

後頭神経痛の原因は外傷、虫歯、歯肉炎、頸椎症、ヘルペスウィルス、腫瘍などがありますが、大部分はよく分からない様です。しかし、ストレスと冷えが誘因である事には間違いありません。洗髪は、痛みが完全に収まってからが無難です。ドライヤーで、よく乾かして冷えない様にして下さい。



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