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肋間神経痛

━肋間神経痛の鍼灸治療━


肋間神経痛の原因には、胸部疾患、肋骨の損傷、脊椎の疾患などが挙げられますが、よく原因の分からないものがほとんどです。

胸髄から出て、胸腹部に分布している知覚神経が圧迫刺激されて、痛みが出ます。多くは第5~9肋骨神経に起リ、片側の前胸部、側胸部、肩甲間部の下辺に持続的な痛みがあります。

深呼吸で、吸気時に痛みは強くなるのが特長です。歩いたり、話をしたり、咳をしたりして、呼吸が荒くなると、激しい痛みが出ます。

原因はよく分からないのですが、直接の誘因は冷えと疲労である事は間違いありません。片方の肋骨辺に鈍い痛みが出た時には、とりあえず温湿布をして下さい。お風呂は厳禁です。湯に浸かっている間は楽になりますが、後で冷えてきた時に痛みが強くなります。患部のみを温めて下さい。

この手当だけで大分楽になると思います。また、肋間神経は非常に敏感にできています。痛い部分を押したり、揉んだりすると、ますます痛くなります。患部は触らずに、そっとしておいて下さい。

「鍼灸」では、初期ならば2~3回の治療で簡単に治る疾患の一つですが、帯状疱疹を併発している場合には、疱疹が乾いてカサブタになるまで、ピリピリとした痛みが続きます。疱疹に灸をすえると、早く乾いて速やかに痛みがとれます。

最近では、帯状疱疹を伴う肋間神経痛が多くなりました。病院では抗ウィルス薬(塗り薬と飲み薬)を処方してくれます。一応、特効薬になっていますので、服用しておくと安心でしょう。しかし、抗ウィルス薬を服用しても、50歳以上の人の中に、帯状疱疹後の神経痛を防げない場合があります。冷やさない事、体力を落とさない事、ストレスをためない事などに注意して下さい。


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