眼精疲労

目が疲れる、目が痛いといったことは誰でも日常よく経験します。でも、たいていは少し休ませれば症状は取れて無くなります。

しかし、時には眼痛、眼のかすみ、まぶしさ、充血などの目の症状に加え、頭痛、肩こり、吐き気などの全身症状が出現し休息や睡眠をとっても十分に回復しえない状態になります。

医学的にはこのような状態を「眼精〈がんせい〉疲労」と呼んで、単なる目の疲れである「眼疲労」と区別しています。

原因は度の合わない眼鏡や、老眼の初期、緑内障などの目の病気のほか、全身の疲労、心因性のもの、環境によるものなど多岐にわたっています。

最近ではVDT(Visual Display Terminal)症候群といって、画像情報端末に関わる目の疲れが眼精疲労の大きな原因になっています。

眼精疲労は目を休ませるだけでなく全身の疲労回復が必要ですが、取りきれない疲労が残ってすっきりしません。

忙しい日常生活の中では、充分に休むことはなかなか大変なことです。放っておくと眼精疲労は悪化して生活の質を落とします。

そんな時には、「鍼灸治療」を2~3回してみて下さい。「鍼灸」がはずみ車になって、するすると疲労が取れていきます。

頸椎の緊張を解し、肩甲間部を緩めて全身の疲労を取り除きます。また東洋医学では全身の反映は目に現れるといい、目に関する多くの治療点があります。

パソコンやスマホによる眼精疲労

VDT(画像情報端末)による眼精疲労が増えていますが、殆どの人に頸椎疲労があります。頸椎疲労は頸部に強い凝りを作ります。それが又、目の疲労に拍車をかけます。

その上、目の疲労は後頭部の「天柱」という経穴の辺りに硬いしこりを作るという悪循環に陥り、眼精疲労を治り難くしています。

この部位はマッサージも指圧も、気持ちが良いのでしたくなりますが、強くしては絶対に駄目です。しこりは益々硬くなります。蒸タオルの温湿布がベストです。(濡れタオルをレンジでチンすれば出来ます。)

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