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緊張型頭痛

頭痛には何らかの病気が原因の症候性頭痛と、原因のよく分からない機能性頭痛があります。痛み方がいつもとは違ったり、「頭痛持ち」ではないのに急に出た頭痛の場合は、何かの病気が原因です。病院で検査をして下さい。

「鍼灸」は、一応、機能性頭痛に有効です。後頭部、首、肩、肩甲骨内側に凝りがあり胃腸機能低下の傾向があります。ストレス、過労、冷え、不摂生、歯の治療、目の疲れなどが誘因になりますが、最も大きく作用しているのは遺伝的な「頭痛体質」です。

機能性頭痛には緊張性頭痛・偏頭痛・群発性頭痛など、色々な種類の頭痛があります。一般的に言われる頭痛は緊張性頭痛を指し、頭痛の90%を占めています。

「鍼灸」は緊張性頭痛に対して、よく効きます。即、楽になる人から、2~5回は必要な人まで色々ですが、通常は一晩寝れば半分以上は良くなっていると思います。「鍼灸」は痛みを遮断する経穴(つぼ)がいくつかあり、非常に効果があります。

また、他の疾患の影響で頭痛がある時には元の疾患の治療をしますが、頭痛は一番早く取れる症状のひとつです。例えば、慢性副鼻腔炎による頭痛は、副鼻腔炎の治療をすれば1~2回でとれます。もっとも副鼻腔炎自体を治すには、もう少し治療が必要ですが…。
長時間のデスクワークで頸部や肩背の筋肉が硬くなると、脳に行く血流が悪くなります。結果、老廃物が溜まり、神経を刺激する為に頭痛が起きるとされています。

現代のデスクワークはコンピュータのディスプレイなど、表示機器(VDT)の使用が必須です。昔とは目の疲労度に大きな違いがあります。

目の疲労は後頭部に硬いしこりを作り、硬いしこりは目を疲れさせます。この悪循環が頸椎の凝りをますます大きくして、少しくらい休んでも楽にはなりません。

頭をベルトで締めつけられるような痛みが起こり、朝から晩まで毎日続きます。目が覚めてから数時間後に始まり一日中続くことが多いですが、夜、眠っている時に、目が覚めてしま程の痛みが出ることはあまりありません。

軽い眩暈がともなう場合もありますが、偏頭痛とは違って、吐き気や嘔吐は無く、運動・光・音・匂いによって痛みが悪化することもありません。

軽いストレッチと温湿布、ぬるめのお風呂でリラックスが有効です。マッサージや指圧も悪くはないですが、軽く物足りないくらいにして下さい。強く押すと気持ちが良いのですが、ますます筋肉が固くなります。

頭痛が続き、仕事にも支障が出る様であれば、「鍼灸治療」を薦めます。

「鍼灸」では、頸部と肩背の緊張をゆるめ、後頭部にある硬いしこりを解す治療をします。また、頭にある頭痛の経穴(つぼ)に直接、お灸をします。

合わせて、目、自律神経系、胃腸機能を整えます。

青い光

現在、パソコンや薄型テレビ、スマホには、液晶モニターが採用されていて、そのバックライトには、従来のブラウン管に比べて青色光の比率が高いLED(発光ダイオード)が使用されています。

青色光を浴びすぎると、目の疲れや目の痛み、肩こりなどの症状が出ると言われています。

まだ、因果関係が証明された訳ではありませんが、最近増加傾向の加齢黄斑変性にも関連しているという指摘があります。

VDT機器を使用する時は、時々、姿勢を正しくし、目を休めて下さい。

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