後鼻漏

「鼻漏」とは鼻腺と呼ばれる鼻水の出る組織が異常に増殖して、鼻水が病的に過剰に分泌される状態を指します。

その鼻汁が鼻孔から出ないで、のどの方へと流れる場合を特に「後鼻漏」と言います。

後鼻漏は、慢性鼻炎、蓄膿症、ポリープ切除や蓄膿症などの手術の後遺症、点鼻薬の乱用などで、発症します。体質も大きく作用します。

鼻水や粘り気の強い鼻汁が咽喉の方に落ちて非常に不快な症状がありますが、個人差が大きく、ほとんど気にならない人から、ノイローゼになるほど一日中気になる人もいます。

気にして咳払いで排出させるとますます絶え間なく流れる様になって、本当に辛い状態になります。

耳鼻科で元の疾患を治療しても治らない場合には、鍼灸を勧めます。現代医療ではなかなか治りにくい疾患の一つです。

罹患して日が浅ければ、1~2回の治療ですっきりと治癒する場合が多いですが、何年もこの様な症状が続いている場合には、治ったかなと思っても風邪をひいたら又、ぶり返してしまいます。

この疾患には胃腸の調整が不可欠で、鍼はよく効きます。食生活では、過食、甘いものを控えます。

治ったかなと思っても、風邪をひいたら又ぶり返してしまう場合には、お灸がよく効きます。お教えしますから、完治するまで自分でお灸をして下さい。

自分の症状を探すへ戻る