現代型頸椎症の鍼灸治療

 

その特徴は後頸部の固い凝りです。

 

後頸部の凝りを作るのは目の疲れです。目の疲れはコンピュータ のディスプレイ など表示機器(総称して Visual Display Terminal、VDT と呼ばれる)の使用に依るものです。

 

頸部、後頸部の強い凝りは頸椎の神経を圧迫し、その圧迫された神経系の分布野によって、肩や腕の痺れ、痛み、あるいは足のつっぱり感や麻痺、めまい、耳鳴り、頭痛、動悸、不眠など、一見、頸椎とは無関係と思える症状を出現させます。

 

経験から、顎関節症・突発性難聴・偏頭痛・脳過敏性症候群・メニエール症候群・顔面神経麻痺・眼精疲労・腱鞘炎・自律神経失調症・不眠症・慢性疲労症候群・うつ傾向・神経症など・・・、これらの疾患には必ず後頸部に強い凝りがあります。

 

この後頸部の凝りをとることで、様々な症状が改善されます。また、後頸部の凝りを貯め込まないことが、多くの疾患の予防になります。

 

現代型頸椎症は鍼灸の最適応症であり、当院においても、最も得意とする疾患です。

 

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