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━こじらせなければ心配なし「五十肩」━
五十肩は肩関節の周囲に炎症が起こる病気で、老化現象の一つです。肩から腕の動きが制限される特徴があります。制限以上に動かすと激痛が走り、その余韻がしばらく残ります。特に、腕を後に回す動作が制限され、痛くて困難になります。
五十肩は誰にでも起こりますが、ほとんど気が付かない内に治ってしまう人から、何年も苦しむ人まで、色々です。また、初めから積極的に動かして良い人もいれば、時期を見なければいけない人もいます。一般的には、1〜2ヶ月間は安静第一が無難です。
動かしてはいけない時期に五十肩体操などで無理に動かすと、こじれてしまうので注意が必要です。
こじれると、拘縮が強くなり、じっとしているのに重い痛みがあり、夜間も痛んで、よく眠れない様になります。五十肩は、放って置いても、時期がくれば痛まなくなる疾患ですが、夜間痛がある時には、特に「鍼灸」が効きます。夜間痛は身体全体を疲労させます。
ほとんどの場合、3〜5回の治療で取れますから、余程楽になります。回復期になってから、肩関節の体操をきちんとすれば、充分に動かせるようになります。
五十肩はこじらせなければ、何の心配もいらない疾患です。