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当院の得意科目

突発性難聴

突発性難聴は、ある日、突然耳が聞こえ難くなります。耳鳴り、耳閉、吐き気、めまいを伴うこともあります。原因は、はっきりしていませんが、疲労の蓄積、首肩のこり、ストレス等がある場合が多いです。現代医学的には、ウィルス感染説と内耳の血流不足を指摘しています。

突発性難聴になって、すぐ「鍼灸」にかかろうとする人は、まず居ません。当院でも、腰痛などで通院中に発症した場合や、患者さんの家族の方がなった場合など、すぐ治療することが出来た人は6人しかいません。すべて、2〜6回くらいの治療で完治しています。

難治性のものもありますから、一概には言えませんが、「鍼灸」の適応症である事は、間違いありません。現代医療においても、早期治療が絶対条件ですが、鍼灸も発症後、早い時期ほど良く治ります。一週間が勝負です。

最近では病院での治療と平行して、「鍼灸治療」をする人も増えてきました。西洋医学的治療はステロイドによるものが主になりますが、3日しても難聴が改善されない場合には、是非「鍼灸」を試してみてください。副作用は無いのですからやってみる価値は有ります。経験から、早い時期であれば、必ず良い結果が出ると確信しています。

突発性難聴で「鍼灸」治療をする患者さんの多くは、病院で様々な治療を受けても治らなかった場合です。何ヶ月も経過している上に、ステロイドの副作用や神経ブロックによる頸部硬直などの後遺症が残っている場合もあり、治り難くなっています。

頸部の硬直、めまい・耳閉は、よく治りますが、耳鳴り・難聴については、改善はされても完治できないことも多いです。また、特定の音が響くという症状が最後まで残ってしまうケースがありますが、これも辛い症状です。3〜5回位治療してみれば、治るか治らないか、大体分かります。しかし、完全には治らなくても、多少なりとも症状が改善され、より進行するのを避けられる事は確かです。



再発の防止

1回目の発症では、改善されることが多いですが、2度目3度目になると、ほとんどの場合、難聴や耳鳴りが残ります。繰り返すうちに完全に聞こえなくなる事もあります。最も重要なことは再発の防止です。「鍼灸」は、再発の防止が出来ます。方法として、「自宅でのお灸」と日常生活での注意点をお教えしています。

現代医学では、突発性難聴に判断基準をもうけており、一度しかかからないと定義しているため、繰り返す場合には「メニエール」など、別の病名が付きます。しかし、何年かしてまた同じパターンが繰り返されている事実は多々あります。

当院の経験では、デスクワークが長く、頚椎に問題のある人で花粉症の人に多く見受けられます。一日中パソコンをする事で頚部に負担がかかり、脳底動脈の血流障害から、内耳の酸素不足が引き起こされると考えています。

首肩のこりを軽く見てはいけません。デスクワークは2時間くらいで姿勢を正し、目を休めます。強いマッサージも気持ちが良いのは、その時だけです。却って、凝りを強くします。患部を温めることと軽いストレッチを薦めます。



長尾鍼灸院の治療

長尾流突発性難聴の治療は、長尾院長独自のものです。二寸の鍼を耳と頚項部の反応点に、深刺しします。この鍼に電気(パルス)を通す場合、鍼柄に大きな艾を付けて燃やす(灸頭鍼)場合など、病態によって施術法は変わります。

この深刺しの後、何らかの変化があれば、良くなる可能性があります。良い変化でも、悪い変化でも、鍼を刺して変わるという事が重要です。

ほとんどの鍼は痛くないのですが、この耳の鍼は正直言って痛い方です。しかし、注射ほど痛くはないし、小学生でも頑張れました。頑張っても試してみる価値はあります。

鍼の痛みは感じ方に個人差があります。一般的に、痛いのでは?と思う場合にも、気持ち良く感じる人もいます。この耳の鍼も『患部に響いて、気分が良い』と言った患者さんがいました。

細い鍼で無痛で治療することも可能ですが、効果は落ちます。