耳鳴り・めまい

* 先ず、めまいと共に激しい頭痛、ろれつが回らない、嘔吐、手足の麻痺などがあった場合は緊急を要します。救急で病院に行って下さい。

通常、めまいの症状がどんなに激しいものであっても、すぐに命にかかわる様な事はありません。とりあえず、少し暗くした静かな部屋で安静にしていれば収まってきます。

しかし、めまいには、稀に深刻な病気が隠れている場合があります。なるべく早い時期に耳鼻科、脳神経外科などで検査をした方が良いでしょう。

医療機関での検査をひと通り終えて、眩暈が深刻な病気とは関係ないと診断されても、症状自体がなかなか改善されない時には、「鍼灸」を試みて下さい。

また、診断名がはっきりした疾患については、西洋医学の治療が一応ありますが、思わしい効果が無い場合、何度も繰り返す場合、めまい止めの薬による対症療法しかない場合にも鍼灸をすすめます。

ただ、鍼灸師にも得意、不得意があります。施術を受ける前に「めまい」の臨床経験について」確かめて下さい。

東洋医学では、めまいは水分の停滞(水毒)に因るといいます。確かに、単純なめまいでは、水分の摂取を控え、軽い運動をして汗を出す様にするだけで改善します。病院では、利尿剤もよく処方されます。

しかし、現代のめまいはそう簡単ではない様です。いろいろ治療しているにもかかわらず、何年も治らない事例も少なくありません。

そんな時は、当院では後頸部と耳下から前頸部にかけての凝りを取る治療をします。めまいの患者さんには例外なく、この部位の凝りがあります。

めまいを発症するには、様々な要因があると思いますが、やはり基本的には、内耳や小脳などの平衡感覚器の不具合が最も大きな原因であろうと思います。頸部の凝りは平衡中枢への血液循環を阻害し、重要な神経を圧迫します。

当院では以前から現代型頸椎症が、めまいをはじめ多くの疾患の誘因になっていることに警鐘を鳴らしています。

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