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群発性頭痛
色々なパターンが有るようですが、一般的には、最初、片方の目の奥が圧迫されるように強く痛み、前頭部から側頭部へと広がっていくのが群発性頭痛の特徴です。
頭痛は、夜間におこることが多く、激しい痛みで目が覚める程です。痛みは、数十分〜一時間くらい続き、それが一日に数回おこります。
この状態が、短くても数週間、長いと1〜3ヶ月続き、その後痛みはいったん収まりますが、数ヶ月〜数年後、また同じような頭痛が集中的に起こります。ある期間、頭痛がまとまっておこるので、群発性頭痛という病名がついています。
患者さんは、20〜50歳代の男性に多く、とくにヘビースモーカーに多いようです。光、音、匂いによって悪化することはなく、吐き気や嘔吐も伴いません。
痛みがある側は、鼻水が出たり、涙が出たり、まぶたが垂れ下がったり、眼の下が腫れたりする事もあります。症状から、三叉神経に関係があると思います。
過労、ストレス、飲酒、歯の治療などがきっかけとなって、痛み始めることが多いようです。
この頭痛は痛みが激烈なので、患者さんは対処法を探していて、情報は豊富にあります。まとめてみると、発作が起こる前に対処する事と、自分なりの方法を見つけておく事が重要な様です。
皆さんが薦めているのは、群発頭痛は一定の周期で発生する事が多いので、記録をとっておいて、危ない時期には摂生するということです。
鍼灸は、病名に対して治療法があるのではなく、それぞれの症状に対して治療します。痛みを遮断する経穴が幾つか有り、頭痛にはよく効きますが、この群発頭痛の場合、発作のピーク時に鍼をして、すぐ痛みが取れることは少ないです。
しかし、発作の予防法として、鍼灸は優れていると思います。前回の発作から大分時間が経過している、疲れが溜まっている、首肩がこり背中が痛む、忙しくて睡眠が不足している等の症状があったら、鍼灸で取り除いてください。発作は予防出来ます。