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偏頭痛
中等度から重度のズキズキと、脈打つような強い痛みが、ほとんどの場合、頭の片側だけに生じます。痛みは4時間から3日間ほど続き、頻度は月に1、2回程度、運動、光、音、または匂いによって悪化し、吐き気と嘔吐を伴うことが多いです。
偏頭痛の脈打つような痛みは、脳の血管の拡張と、血管の周囲の炎症によって引き起こされると考えられています。
発作は長期にわたって起こりますが、何年もの間、起こらなくなる事もあります。長い緊張が緩んだ後に発症します。
前兆症状はある場合と、全く無い場合があります。代表的な偏頭痛の前兆症状としては、目の前がちらちらしたり、ぎざぎざの光が現れて視野が狭くなるなどで、これらの症状は頭痛が始まると、徐々に消えていきます。
前兆症状が出たら、光、匂いなどの刺激を避け、部屋を暗くして安静にしてください。軽くひと寝入りすると、改善することもあります。
痛みが無い時には、後頸部の温湿布が予防になります。痛みがある時には、冷やすか温めるか、自分の気持ちの良い方を選んで下さい。
偏頭痛は「鍼灸」がよく効きます。単純なものならば、1~2回の治療で楽になります。首、肩をゆるめ、胃腸機能と自律神経系のバランスを整えます。頭痛の特効穴への「お灸」も効果があります。
常に頭痛薬を使用している場合や、いわゆる「頭痛もち」と呼ばれる遺伝的傾向の強い場合は、もう少し治療が必要です。
この場合には、予防的に薬を飲む事を、まず止めてもらいます。鎮痛剤は、頭痛が出始めてから服用します。
10~15分で効いてきますから、次に頭痛が出るまでは、薬は飲まない様にします。治療後は、一日1回程度の服用から、段々に飲まずに済む様になります。
重ねて、手足の経穴で脳の興奮を鎮める治療をします。
しかし、頭痛体質が治った訳ではないので、誘因がいくつか重なると、また発症します。過剰なストレスで緊張している最中にはあまり発症しませんから、ひと段落して気が緩んだ時、気を付けていて下さい。
首、肩をゆるめ、胃腸に負担をかけない様にします。