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寝ちがえ
無理な姿勢のまま寝てしまい、その状態で首が冷えると筋肉が硬縮して、頚椎が軽い捻挫になります。
高い枕や腕枕など、首の傾斜が強い状態に冷えが入るとなります。特に、寝入りばなは暑いのに朝方少し涼しいような時期や、お酒を飲んで汗ばんだまま、ぐっすりと寝入ってしまうと、なり易いです。起きた時、痛くて首が回らず、うがいが出来ません。
単純なものでは放っておいても2〜3日で治ります。無理に動かさないで、蒸しタオルで何回か温めて、後はネッカチーフなどを巻いて冷やさないことです。
冷やす方法もありますが、予後は温めた方が良いです。
温めると云うと、お風呂に長く浸かることが良いと思いがちですが、痛い時は、お風呂は厳禁です。楽なのは湯に浸かっている時だけです。
全身が温まると、私たちの身体は自律的に体温を下げて適正な温度にしようとします。冷えてきた時に痛みは倍加します。患部だけを温めて下さい。
また、初期の段階では操体法も楽になります。楽に動くほうに首をゆっくり傾けながら、痛い方に軽く押し戻し、首が真っ直ぐになった位置で4〜5秒静止、その後すっと力を抜くと、歪みが解消されて楽になるという方法です。
しかし、もとに頚椎の疲労やムチ打ちの後遺症などがあると、なかなかすっきりしません。
痛みがどんどん強くなって、首が全く動かせない状態になり、肩から肩甲骨へ引き攣れるような痛みがある場合には、やはり治療が必要です。
首の症状だけならば、鍼灸治療1〜2回で、簡単に治ります。加えて、上腕の重だるさ、手指の痺れ痛みなどがある時は、もう少し掛かります。